億男を読んでみた

「億男」を読んでみた。久しぶりに投稿しようと思う。
そういえば、このところブログ書いてないな、と思いだした。地方から東京に戻ってきて仕事が忙しかったというのもあるが、文章を書くことが苦手というのもあるかもしれない。
facebookを見ていると、同世代、あるいは年下にも関わらず、唸らせる文章を書く方々が山ほどいる。
文章作成は内面の吐露であって、思考の精緻さを表していると私は考えているだけに、彼らに負けない人間になるためにも、しっかりとした文章を書こうと思う。

さて、今日は小説「億男」を読んでみたので、読後感想を書こうと思う。
文章作成の練習も兼ねているので、粗雑な文書となるかもしれないが、そこはご容赦を。

この「億男」という本、Amazonでは5段階評価?で3.3という、まあ、良くも悪くもないという本である。
Amazonの低評価の意見としては、ざっと見たところ「内容がない」「話が強引」というのが多かったようにみえる。
私の意見はというと、星4というところか。

何を評価したのかといえば、この本は「お金・欲の使い方とは何か」を読者に内省させること成功させる、という点だ。

本の評価には2つの側面があると思っていて、1つは「本自体の面白さ」、これは物語展開の巧拙の軸、2つ目は「本が読者にとって役にたつか」、これは実用書の評価を計る際に必要な軸。
たいてい、小説は、1つ目の軸の値だけで、2つ目の軸方向に値があることはない。国語の教科書に記載されるような小説、例えば夏目漱石の「こころ」等であれば2つ目の軸に値がある。

翻って、この「億男」という小説は、Amazonの低評価者のコメントにあるように「内容がない」というのは納得できるところ。壊滅的につまらない、ということはないが、面白さ全開!!というわけでもない。
この小説の良い点は、普通の小説にとりほとんどと値が存在しない2つ目の軸の「本が読者にとって役にたつか」について、値が存在しているところであろう。自己啓発本に近いといえる。

内容の詳細は各自が読めばよいが、お金とはなにか、どうお金を考えるべきか、ということの内省を促してくれるところにこの本の良さがあると思う。のっぺりとした主人公(キャラづくりが薄い)は、読者自身であって、しっかりと考えをもつ主人公であれば、読者に内省を促すことはなく、読者は「お金とはなにか、どうお金を考えるべきか」を考える主人公を眺めるだけになる。キャラ立ちが薄い主人公であることこそ、この本が評価されるべき土台を作っていると思う。

徒然書いてみたが、本としての実用性は高いが、小説としてすごく面白いかと言えば、もっと面白い小説はあるな、ということで星1つ引いて星4つと評価する次第である。
(ただし、物語展開はしっかりしているので、面白くない、ということではないので念のため。)

今日はこのへんで。
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